月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第448回 (知足の森)
 知足の森では昨年末に長福寺住職さんから相談を受けていた小原のほうにあるという所有林の調査を行いました。お寺の背後の尾根を回るように所有林をお持ちであることはほぼ調査、確定できてきました。そのなかで、本会が小原本陣の森として活動する尾根周りの一部にも所有していることがわかり調査することになりました。参加したのは中高生9名と私が学生時代に損保ジャパン環境財団で活動していたときにお世話になっていた粟田さんと私。我々が持っているのは所有林の地番枝番、制度がかなり怪しい区分図、ハンディGPSなどの測量具。今回強力なツールになったのは、以前この当たりを別件で歩いていた川田理事長のルートデータ。まずこのルートデータで森の入り口、取りかかり口がわかりました。しかし、ルートが被っていたのは入り口の入り口だけでした。それでもそのルートデータが区分図の境界線沿いをかなり正確に歩いているので、長福寺所有林の入り口の角はすぐにわかりました。同時にコンクリート製の大きな杭も発見し、所有者ごとの境界線であることはすぐに判明しました。しかし、そこからが大変。所有者である住職さんですらほとんど把握していない、つまり手入れがされているはずがないわけですから、なかなかの荒れよう。スギヒノキ中心の典型的な森ではありますが、木の密度はそれほどでもなかったようです。そのかわり、雑木や竹まで一部侵入しているので、この先10m進んでみようと、メジャーで測りながら、木を切りながら、予定している30m弱進むのに1時間以上かかりました。境界線の一部が高速道路と接しているためそれ沿いに歩き、ここまで行けば反対側の所有者との境界線というところで、森が開けてきました。我々が頼りにしているGPSは準天頂衛星「みちびき」からのデータを受信できるのですがこの日のデイタイムは天頂にいないときで精度がイマイチ。従来の古いGPS2台も予備で投入し、確認しながらでした。ところが、この森が開けたところで、電波が一気に強くなり、現在位置、地図上での予定位置、高速道路で決めていた目標物が一気に一致し、同時に少しせり出した尾根という地形的にも全てが一致しました。ここで尾根沿いに境界線の最後のポイントを探しに斜面を登り始め、無事に目的地に。これで所有林の南側、西側の境界線が判明しました。あとは東側。こちらはかなり複雑でまだまだ調査が必要ですので、これからもタイミングを見て調査をしていきます。次回は9月を予定しています。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 23:37 | - | - |
定例活動報告 第446回 (知足の森)
 知足の森では広葉樹林の除伐を続けています。今回は望星高校OBOGも参加してくれての16人。三鷹二中からも新1年生が参加。先輩から斜面での身のこなし、安全確保の方法、ノコギリの使い方、切った枝をどう処理していくか、声かけの仕方などを教わり挑戦。最初は斜面にしがみつくようだった中学生もすぐに慣れてきて、これは切っていいですか、と積極的に声をかけられるようになっていました。一方、高校生以上の手練れのメンバーはどんどん作業を進めていき、道路脇からも森が明るくなってきたのがわかるほど。沢のすぐ上の斜面の作業を続けていますが、沢沿いの道路より森が長福寺所有林になる、と認識していたのですが、通りかかった地元の方から道路ギリギリは市有林の可能性があるというアドバイス。作業後に公図で確認する限りでは道路まで所有しているように見えますが、今後確認作業をしたいと思います。この斜面での作業はなかなかに負荷が大きい仕事ですので、7月からの暑い季節はいったい終了し、9月以降涼しくなったら再開したいと思います。その間、小原側の尾根にさらなる所有林をお持ちだと判明しましたので、そちらの調査もしていきたいと思います。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 23:33 | - | - |
定例活動報告 第440回 (知足の森)
 3月5日の知足の森では長福寺、野呂さんから依頼されていた沢沿いの作業を進めています。前回までで勢力をふるっていた竹を一通り刈ってしまっていたので、今回は中学生、高校生でも自力で間伐できるようなスギ、ヒノキを作業しました。受験が終わった3年生が多く参加してくれたので、20名近くを3つに分け、順番に作業して行きました。受け口をつくり、大人が確認をして追い口を入れて倒す、倒した木を駐車場まで引き上げ玉切りにして整理する。花粉もまさにトップシーズンでマスクに保護メガネにフル装備の生徒も多かったです。スギを倒すと黄色い粉がぶわっと広がって、それを見ただけでも体中かゆくなるような活動日でしたが、そんなことにもめげずに計6本の間伐を無事に終えました。3年生はこれまでの活動の集大成だったと言える手際のいい、見事な仕事をしてくれました。来月から高校生として、どんな新入生の指導をしてくれるか今から楽しみです。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 09:09 | - | - |
定例活動報告 第438回 (知足の森)
 今回も前回に引き続き、長福寺すぐ下の沢の斜面の整備をしました。前回まででかなりきれいになってきましたが、まだまだ竹が多く見通しが悪かったので、まずは竹をすべて刈り払ってみて、その後間伐するものを決めよう、ということになっていました。当日は夕方から雨の予報も出ていたので、少し焦る気持ちもありましたが作業に取りかかりました。
 普段から学校の近くの国立天文台で竹林整備をしているとあって、竹の作業には慣れたもので、竹を切り出して道路脇に出す生徒、それの枝を払い、ある程度の長さに切っていく生徒、それらをきれいに並べていく生徒と分担ができ、どんどん見落としがよくなってきました。この日は長福寺で地域の方の集まりがあったようで、参加されている方から自分の畑の資材にしたいので、と竹の太さ、長さを指定してのリクエストがあり、有効に活用してもらえるなら、と中学生も頑張って作業をしていまいした。

 お昼を挟んで作業は進み、もう一歩というところで雨がぱらぱらとしてきました。しかし、本当にあと一歩というところでしたので、中高生たちに気合いを入れて、一気にやってしまいました。そのかいもあって沢の斜面の手前から対岸の斜面まで見通しがよくなり、長福寺の住職さんも喜んでおられました。来月からはいよいよ間伐を始めたいと思います。まずはシュロなどの雑木を整理し、見通しがよくなりそうなものから選木して作業したいと思います。

 またこの日は7、8年前に望星高校の生徒として森に参加し、社会人になった岡田さんとその中学のときの友人も参加してくれて、にぎやかな活動になりました。中学のときの友人は東京都の環境局に勤められているということで、中学生の環境活動に興味が会って、という参加でした。フィールドは東京にないのですが、参加する生徒はみな都民ですので、そんなつながりを今後は深められたらと思います。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 21:54 | - | - |
定例活動報告 第436回 (知足の森)
 本会では1月第1日曜日は森のしきたりにより定例活動を行っていません。そこで知足の森の活動は次の週に臨時活動として行いました。

 今回は年末から打ち合わせを続けている長福寺すぐ下の沢ぞいの対応について住職さんと打ち合わせ、作業を行いました。午前中は参加する中学生の学校の生徒会で自然素材のペットボトルキャップ回収箱を作りたいということで、地球環境部のメンバーに生徒会役員がいたこともあり、知足の森広葉樹区画の枝の太さがちょうどよく、しかも無尽蔵といえるほど持って帰れると聞いての参加でした。生徒会のメンバーは必要十分な量持ち帰れたのでよかったかと思います。慣れているメンバーはどんどん作業を進め、ちょっと太くてこれはという木は私の方でチェーンソーで処理するという形で結局いつも通り、萌芽更新しっぱなしの枝を減らす、という作業でした。しかしお昼前に明らかにチェーンソーが切れなくなり、お昼休みに目立てを行わないといけないレベルでした。広葉樹の固さを実感しました。午後からは公図とポケットコンパスを使って、沢沿いの長福寺所有地を確認しました。公図では沢沿いにスギヒノキが植わっているところが2カ所に所有が分かれており、当初北側だけが長福寺の所有と聞いていたので、じゃ南側は?となってしまうところまでは正確に測量できていました。その後、住職さんにお願いしていた所有林すべての地番が書いてある資料を見せていただき、南側も所有されていることがわかり、前回までにナンバリングした100本すべてが作業対象であると確認できました。その後、道路から見えるところの竹を総出で切り出しました。測量も楽しそうにあれやこれやとやっていましたが、やはり作業が一番おもしろいようで、次から次へと切り出し、平坦なところで枝を払い、端のほうできれいに積んでいくという流れ作業が自然にできていたのはさすがという感じです。また普段は参加していない生徒会の生徒の前でちょっといいかっこうしてやろう的な雰囲気もあり、またそれも微笑ましくも中学生らしい、自分たちの活動へのプライドがあるんだなと実感する一日でした。竹はもう1、2回の活動で処理し終えそうですので、加えてどこからか生えてきたシュロ数本を切ってしまえば、いよいよ間伐作業に入れるのではないかと思います。住職さんとも間伐量を相談していますので、その数の分、まずは選木からしていきたいと思います。選木の際にはフォレストクラスのみなさんにしどうしてもらいながら、選木講習会と勝手に想像しております。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 21:51 | - | - |
定例活動報告 第434回 (知足の森)
 知足の森は定例活動日前日の3日に臨時活動として行いました。山主の長福寺さんからお寺すぐしたの道路に倒れかかっている巨木がありなんとかならないかと相談があり、同時に森も暗いので優先的に取り組みたいということで今回はお寺から近いところでの作業となりました。面積的には0.2ha程度なのでたいしたことはないと踏んでいたのですが、沢沿いということもありかなりの急斜面でした。よって、参加した中高生を作業ができ、斜面でもやれるというメンバーと、無理そうだというメンバーには違う仕事を割り振り、まずは現況の確認、ナンバリングを行いました。
 これまでにも竹の除伐をしていたので、慣れてはいる場所ではありましたが、今後の倒木処理もあるので全ての竹を伐ることにし、竹を切るチームと毎木調査のためのナンバリングのチームに分かれました。ナンバリングのほうはあちらこちらに移動しながら声をかけあわねばらならないのでチームワークが要求されるなかなか難しい作業です。午前午後と順調に作業をすすめ約100本のスギヒノキがあることがわかりました。例によりどこからか生えてきたシュロも数本あり、こちらも伐ることにしています。今回のデータをもとにきちんと計算すると833/haとなり、径も大きいこと、森がかなり暗いことからも半分程度は切ってはどうか、ということになりそうです。また4日の小原の森定例活動後にはフォレストクラスのプロ2名、森林整備班も合流し、さらに詳細に下見を行いました。その結果、電線や電話線も複数あり、場合によってはきちんと手続きをとっての取り外し、またガードレールについても取り外しての作業が必要になることがわかり、来月に住職さん同席のもとさらなる打ち合わせを行うことになりました。雪も心配なため、この大きな倒木は公道が通れなくなる可能性もあるので、相模原市などに連絡し、対応してもらうことも含め、打ち合わせを終了しました。来月の活動日は三が日にあたるので、今月同様に臨時活動を行う予定です。また公図をもとにした簡易測量も行いたいと思っています。
 この1年間無事に作業ができたのもみなさまのご支援、ご助言、そして、活動に理解をしていただいた住職さんのおかげです。ありがとうございました。2017年も安全に配慮しながら活動を行いたいと思っております。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 22:40 | - | - |
定例活動報告 第432回 (知足の森)
 知足の森は久しぶりに長期計画である広葉樹林での作業を行いました。新1年生が作業に慣れてきた分、言葉通り足元が不安になってきており、今一度基本に立ち返ろうと思っています。嵐山の森でもそれなりの太さ、高さの木を切っているので、これくらいの木なら、と油断が生まれないよう慎重に作業させました。そして、より効率的な作業のための「チームワーク」を意識させようと考えました。萌芽更新で広がってしまっている複数の枝の数を減らす、というのは主な作業です。人数もそれなりにいますので、2、3チームにわけ、まず互いのチームが互いに気を配り、上下で作業しないこと、また太めの枝を切る時は声を掛け合うことなどを確認しました。そして、切った枝をある程度の長さに切る生徒、枝を払う生徒、並べる生徒、全体を見て動く生徒と役割を決め、互いに集中が切れないよう声をかけあいました。(監視、という言葉かもしれません)強の作業の成果、は最終ページで生徒の感想を掲載させていただいたのでそちらでもご覧いただけます。日常生活ではあまり、こういった協力して何かを成し遂げる、ということがない彼らにとって、協力して完遂すること、その達成感、そして山主さんから感謝されるということ、実感として持ってもらえればと考えています。その後、畑に移動し、持ちきれないほどのサツマイモ、ヤーコンなどを収穫させていただきました。スーパーでは見たこともないような大きなサツマイモが掘れた際には大きな歓声があがっていました。ありがとうございました。
 またお寺のすぐ下にかなり太く、中高生には手に負えない倒木が再び出てしまったので、来月、フォレストクラス、森林整備班のみなさまと打ち合わせながら対策を考えたいと思います。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 11:52 | - | - |
定例活動報告 第430回 (知足の森)
 今月の知足の森では懸案だった倒木2本の処理を行いました。直径40センチ近い杉が先日の台風で倒され、倒れながらもう一本の同じような杉を倒し、さらに数本の小径木を倒すという状況でした。小さいものについては中高生で処理をしておいたのですが、大きい2本は沢にかかってしまい、切っただけではそのまま沢に落ちてしまい、さらに切り株自体もどうなるか分からない状況だったので、ここはフォレストクラスの二藤さん、斎藤夫妻の力を借りて高校生と作業してきました。
 どこから作業するのか勉強させてもらおうと見ていたところ、まずフォレストクラスのメンバーが手をつけたのは切り株でした。切って沢に落ちると危険だから、とロープを滑車に通しチルホールで固定して置きながら少しずつチェーンソーで短くしていきます。我々が作業すれば切りながら丸太が下に落ちながら刃を挟んでしまい、動かなくなり終了してしまいそう場面でも上下の切り込み方が絶妙でチェーンソーのバーが挟まることなく切っていく姿は見事としかいいようがありません。2台のうち1台しかチェーンソーのエンジンがかからなかったため、玉切りするチームと切った丸太を積むチームと分かれ無事に処理を終えました。それにしても玉切りした材が太く真っ直ぐで、このまま林内で朽ちていくのはもったいなすぎるので、なんとか活用の方法を考えたいと思います。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 23:54 | - | - |
定例活動報告 第428回 (知足の森)
 知足の森定例活動では、午前中に測量が終わっている付近の草刈りと午後からは新しく所有林と予想している区画の踏査を行いました。とはいえまずは台風の影響か直径50センチはあろうかという倒木が2本沢にかかっており、もはや中高生にはお手上げ、ということで、フォレストクラスのプロ2名と処理の下見。さらに払えるところまで枝を払いました。よく見るとその大木2本が小中の木3本を倒しているので、その小さい方を玉切り、そのまま沢にかかる橋として生かしています。知足の森はこういった目先の処理がまだまだで表紙写真にも写っていますが、保安林指定もされているところがあり、どのタイプの保安林なのか調べてなければなりません。もちろんそれに並行して所有者である長福寺さんが持っている山がどこからどこまでか、それが地図上で、また現地で把握できなければならないことも課題となっています。

 ということで、午後からはまだ歩いたことがない斜面を中高生10名近くと歩くことにしました。実は数年前、小原本陣の森の尾根を1周ぐるりと歩いているはずが反対側の美女谷のほうへ降りてしまった苦い経験があります。尾根沿いを歩いているつもりがついつい隣の尾根に入ってしまい、という難しいポイントがあったことが分かったのはだいぶ後になってからです。今ではそこには道標があるので、そうそう間違うことはないのですが、今回の尾根は会としても初めて歩くので、山頂付近で川田さん、小林さんと合流しての調査としました。(とはいえ、それも地図上でここで落ち合うというちょっと心配ではありましたが、ばっちりのポイントで合流できました。)今回は日本が打ち上げたGPSの精度が飛躍的に向上すると言われている人工衛星のひとつ、みちびきの電波が拾えるGPSという強力な味方を使い、順調に歩き始めました。地図上の地形、GISから読み込んでいる尾根を曲がるポイントの位置座標、GPSによる現在地のトレースを比較しながら進みました。小林さんの報告にもありますが、お寺の所有区画北側境界線には結界のためかトラロープがまわしてあり、ここまでは順調に移動できました。問題は尾根のどこで、お寺に向かって進路変更するかで、GIS上では読み込んだ地図から分かっても現地ではなかなかその位置がつかみきれませんでした。まだ地図上でどこまでが所有林かも確定していないので、予想する区画の境界線沿いには歩けていました。右の図はGoogleEarthに落としたものですが、水色内側が我々が予測する所有林です。一方最後の最後でこれは目的とする境界線じゃない、と考え、試行的に90度曲がりました。その結果見事お寺の墓地に突き当たり(矢印ポインタがあるところ)、やはり予想する目的地、青と緑の接する地点とはずれていました。しかし、地形的には歩いた水色の線が所有林であり、それに対応する境界線もあります。最終的には公的な資料による地番の調査が必要です。いずれにせよここまではかなり正確に歩けており長福寺所有林の全貌は見えつつあります。また同時に青色で囲まれている内側の手入れがされていないことも分かり、この付近もやはり間伐が必要なことがわかりました。中高生たちは歩いたことがないルート、というだけで大興奮、あれやこれやと地図を見ながら歩き、お墓に着いたときには歓声が上がっていました。今回のルートはお墓の右側から山に上がって反時計回りに歩いて、左側から出るという経験も彼らからは??という感覚があったようで、こうやって人は簡単に森で迷う、という経験、迷ったわけではありませんが、いい経験ができたようです。ただし、高校生で森の作業をしている子からすれば、広すぎてとても自分たちでは作業しきれない、と話しており、そういう理解もできるようになっているのも収穫です。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 23:48 | - | - |
定例活動報告 第426回 (知足の森)
 今月の第1日曜日の定例活動はフォレストキッズスクールと日程が重なったため、知足の森の活動のみ前日の6日土曜日に行いました。今回はその報告をします。

 今回の活動には中学生、高校生合わせて7名が参加しました。この時期は熱中症が心配ということで、知足の森では沢沿いの竹林整備をすることにしています。昨年のこの時期にそれなりに作業していたので、今年は昨年ほどの絶望感はなく、ここまでできているのでここをやってしまおう、というモチベーションで取り組みました。しかしこの暑さですので、少し動くだけで滝のような汗が出てきてしまい、まだ日陰+沢沿いということで作業は形になりました。竹林といっても、周辺から勢力を伸ばしてきた竹がスギヒノキ林を侵食しているという表現が適切な斜面なので、間伐というより、景観を損なわないような皆伐といった表現が適切かもしれません。我々が作業する以前にとりあえず切ってそのままという乾いて固くなっている竹の残骸も多いのでそれも片付けつつ、いい沢だねえ、という印象を持ってもらえるような作業を心がけています。一番大きい写真を見ていただくと分かると思いますが左半分は作業が終わり、本来のこの沢の景観だったであろう景色がありますが、右奥はまだまだ竹の勢力があります。今後はこちらの伐採を進めていこうと思います。これまでの作業で中学生もかなり経験を積んできているので、斜面は急ですが、やってくれると思います。
 午後からは小原へ移動し、次の日からのフォレストキッズスクールで小学生が遊ぶ沢の整備をしました。先月までの下見で小さい枝が散乱していたりしていたので、それらを片付けつつ、というかそのあたりは小学生の気持ちとなってびしょ濡れになって遊んでいるといいますか、夏の森を楽しんでいました。先月発見したイノシシも無事に持ち帰っていたようですが、食べない部分をどうやら「捨てて」いったようでかなりの異臭があり、その場所をつきとめ土でうめました。マナーの悪い方がおり困ります。右下の写真を見ていただくと分かりますが、林道から沢へのアプローチがかなり急で写真右側がそのまま沢への崖になっているので、ここに手製のガードレールを作ることにしました。高校生で「主任」と呼ばれる生徒がささっと1本間伐し、その材を適当な長さに切り、杭を打ち、立派なものができました。当日も小学生が難なく通っていました。この間伐の様子は360度カメラを使い動画で撮影していますので、ぜひご覧いただき彼への技術的なコメントを寄せていただけるとうれしいです。素人目にはうまい、と思いますがきっとまだまだアドバイスはあると思いますので、さらなる技術向上を目指したいと思います。動画は会のYouTubeチャンネルで見れるようにしてあります。
 知足の森はまだまだ作業を始めたばかりで毎回臨機応変に動くことが多いです。子どもたちにはその状況ごとに考えねばなりませんし、さらにそれに基づいて作業も行います。時間も限られているので、この時間までにどこまでやるか、次の定例までに何の準備がいるか、など多くのことを学ばせてもらっています。そんななか、フォレストノバのOBOG会であるForesToClassが活動する小原の森の地主さんとのミーティングに参加させていただく機会がありました。そこでちらっと見せてもらった地図に我々が認識していなかった区画ざっと5haに「長福寺」と書いてあり、まだ所有している森があるのか、と驚きとともにさらなる調査対象が増えたことになります。来月はその区画について調査してみたいと思います。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 15:51 | - | - |





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