月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第486回 (知足の森)
 3月に入り暖かくなったものの、子どもたちの言う「黄色い悪魔」の季節となった。地主さんから、花粉が多すぎて、庭からスギの芽が出てくると言うちょっとゾッとする話を思い出しながら、日曜日を迎えた。しかし、この日は幸か不幸か雨模様。長福寺の森は斜面がきついので、作業は取りやめて、調査したいと思っていたところでの活動。中高大学生9名と角田さんと。この斜面はGIS上では0.2haと狭いのだが15から20年生なのに直径が10センチそこらしかない木がたくさん植わっている区画。どれくらいの範囲にどれくらい植わっているかを調査しました。その結果を桜井先生に相談したところ、逆にちゃんとしているのはどれくらいあるのか、それ次第でそういった木は「雑木」扱いでいいのではないか、と。次回、逆にそっちの毎木調査をすることになった。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 23:33 | - | - |
定例活動報告 第477回 (知足の森)
 今回は前回の続き、長福寺所有林西側の状況把握。境界線についてはほぼわかり、面積感覚(という言葉が正しいかわからないがこれくらいの広さがあって、ここはこうというイメージ)も固まってきたので、では、その中に生えている木はどんな状態か、全体像をつかむのが今回の目的。今回も地球環境部、そのOB、学芸大からは大学生と中学生が、さらに今回は角田さんという強い助っ人も。すり鉢状の内側を等高線に沿って歩いて、状況が変わるたびに、通常の写真に加え、360度写真、位置情報、主だった樹種と胸高直径を測定してメモしていく。メモ係の女子中学生が「メモ慣れ」しており、どんどんデータが整理されていく。後日まとめたものをもらったが、ちゃんと表になっていて、さすが学大小金井中生といった出来。それらのデータはArcGISを使ってまとめ、地主さんに確認してもらっている最中だ。お昼はお寺に戻るのもなんだ、ということで、森の一番奥で。思い思いの場所取をして、のんびりと。一番奥のあたりは倒木や欠頂木、枯れて菌が回って白くなってしまっているものがかなりあり、ついついこれも切ろう、あれも切っておこうと、結局1人1本きる練習大会に。途中で調査の途中だということを思い出し、キリのいいところをなんとか見つけ、最後まで調査作業をやり切った。これで所有林の全貌が掴めたといっていいと思う。あとはどこを優先させて作業するか、だ。
 それともう一点気になったのは、中学生が発見した鹿の角だ。小菅村の合宿で学んだ知識によれば、4歳以上の個体だということはすぐわかったのだが、このあたりに鹿がいるのだろうか。角自体はまだ新しいようなので、最近抜け落ちたものに見えた。午前中の作業ではタヌキらしきものが目の前をよぎっていったりと、動物とも多く遭遇した活動日になった。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 00:20 | - | - |
定例活動報告 第475回 (知足の森)
 今回は夏休みと新学期の狭間で参加者告知がうまくいかなかったこともあり、3名での活動となった。大学生2名、うち1名は中高6年森に通い、現在は北海道大学に通っている北岡くん。在学時の「肩書き」は主任。そんな3人でやるなら、と知足の森の最後の秘境、西側の境界線調査である。ネットワークにつないだiPadとハンディGPS、地図をもち沢沿いを上がるものの早くも状況がわからなくなる。とりあえずぽく尾根を目指していると作業道らしきものに遭遇。このままうまいこと行くか、と作業道を歩くものの明らかに明後日の方向へ、しかも2方向に分かれてしまう。ただの作業道で何かのキーになるものではないと判断し、そこから一気に尾根を目指すことに。それが間違いのもとだったのか、とんでもない斜面で、登りきる頃にはヘトヘトに。このメンバーでしかできない活動となった。尾根に着いてからはほぼデータ通りに歩けた。問題は当初目指していた境界線。以前失敗したポイントの一つ手前を探していると、小さな黄色の杭が2本あることを見つける。まるでゲートのようである。GPSのデータもほぼここを指している。航空写真だとここで植生が違っており、地面からも明らかに植えられた時期が違うことがわかる。これを境に下山することを決意。見事に黄色の杭が打ち続けられている。西側の境界線に違いない。そのままお墓の裏に出る。間違いなさそうである。問題は、下山後のデータチェックで、もとの地図と最大30m近くずれている部分があることである。南側斜面で、かつ高精度の人工衛星のみちびきの位置も悪くない。電波も拾えていたはずである。地図そのものの精度にも問題があるのかもしれないのでこれからの検討事項にしたい。  
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 00:18 | - | - |
定例活動報告 第473回 (知足の森)
 8月の知足の森の活動は臨時で嵐山の望星の森で活動を行いました。地球環境部で高校3年生になる生徒が学校の卒業論文でトチノキの調査のとりまとめに挑戦しています。これまでのデータに加え、ここで一度、これまでの取り組みをまとめて、何かしらの発表を行う、というところまで検討しています。そんな中、今回も樹高と胸高直径を測定するわけです。トチノキは3年間にわたって植樹されています。その3年間による違いはすでに学芸大学の研究紀要に投稿済みですので、今回はそれをベースにどのような施業をすれば広葉樹の育樹として妥当か、をテーマにしました。これまでの300本近いトチノキの全量調査ではどうしても誤差を生じてしまいがちな生育の悪い木がデータに混じってしまい、結果、傾向が読み取りづらくなってしまっていました。データの精度をより高めるために全量調査から10m四方の対象区3年間の植樹場所に設定し、その中での本数や各データを集め直し、これまでのデータと比較する活動としました。そうすると、データとしてあまり整合性がなかったりするものは現地では大きく曲がっていたり、他の木より勢いがないため、空を他のトチノキに覆われさらに生育が落ち、という精度を落としている個体が明らかになっていき、データとしてかなり信頼性が上がったと思われます。今後はさらに精査を進め、2つのデータから形状比や成長率のデータを計算し、より効果的な、妥当な育樹方法について報告ができそうです。別欄で報告します環境教育学会での報告中に森林総研の方から3月の森林学会で報告を、ということになりそうですので、卒業論文をまとめた生徒を中心に成果を報告できれば、と考えています。                       宮村 連理(本会、副理事長)
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 00:15 | - | - |
定例活動報告 第471回 (知足の森)
 夏も本番に入り、なかなか草刈りや間伐といったがっつりとした作業がしづらくなってきた。特に異常気象とも言えるこの夏の暑さで世間からの熱中症対策への目も厳しい。若い、といっても逆に冷房に使っていて、体も未発達な彼らの方が逆に熱中症は怖い。客観的なデータ(気温や湿度)をもとに活動を判断したいという思いから環境省なども提唱しているWBGT暑さ指数を日射、気温、湿度から割り出してくれるいわば高性能な温度計を用意して、活動に臨んだ。とはいえ、まずは活動内容から、ということで、今回は割とお寺から近いが境界線が怪しいラインがあったのでそこの解読に当たった。これまで幾度となく通った道だが、GPSの軌跡を見ても、地図を見ても、植生を見てもどうもしっくりこない。割としっかりとした作業道があるのだが、これが公図の境目と一致しない。しかも植生に合わせて以前に作業した形跡があるのでなおのことである。測量開始地点には大きなコンクリの杭があり、地主さん同士の境目であることは間違いない。ここから公図の通りに、と思ったのだが、コピーしたときに縮尺がおかしくなってしまったようで、公図通りに進むととんでもないところに出てしまう。そこで、杭を基準に作業道を測ってしまい、尾根まで出るデータを取り、それを後からゆっくり公図と比較すればいい作戦に変更。尾根はまた違う方との境界線になっているので、それはそれでわかりやすい。そして、結果。やはり作業道=植生やこれまでの施業跡とは一致しない。こういう結果もいつも通りかもしれない。後日、長福寺の住職の野呂さんとこれまでの活動報告会を行ったのでそこで報告させていただき、先方の地主さんも交えて確認したいと申し出ることにした。
 午後からは沢沿いに入る道にある丸太橋が腐りかけていたので、これまで切った木を運び込んでの修復、舗装された道から見える範囲までの草刈り。結局なんだかんだいつも通りがっつり作業を行ってしまった1日となった。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 00:11 | - | - |
定例活動報告 第469回 (知足の森)
 今年度、私が勤務する東京学芸大学付属小金井中学校で展開する「実際に取り組む環境問題」の受講者が多く参加した。例により、なんだかよくわからないまま森に連れてこられ、今からここからここまでの雑木を整理する(切ってきれいに並べていく)から、とまずは作業から。これも例により都会っ子丸出しの本校生徒は何をどうしていいかわからない。そもそも斜面を登り、そこに静止することに精一杯。それに対して慣れている中高生は次々と切っては並べを繰り返しどんどん森が明るくなっていく。見よう見まねで切っていく本校生徒もあれやこれやと小言のように言われながらもだんだん手つきがよくなっていく。この適応力の高さはさすがと言うべき。半日終わる頃にはなんだか楽しそうで、次はどれやりますか?という感じにこの森に通っている生徒の顔になっていた。今回はこの活動の直後にNHKで九州での焼畑で有名なドキュメンタリー、クニ子おばばと不思議の森を見ることになっていたので、無用な説明はしなかった。案の定、後日皆でそれを見てみると、今回参加した生徒の顔つきが、まだ森に来たことのない生徒と全然違う。こういうことだったのか、萌芽更新、一生忘れない単語になりそうな予感がする活動となった。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 00:08 | - | - |
定例活動報告 第467回 (知足の森)
 これ以上ないという晴天の中の活動日となった。暑くもなく寒くもなく、このコンディションで励むのはまさにボサ刈り。いつもやっているような気もするが。ゴールデンウィーク真っ只中というのに、中高大学生と大人スタッフ2名の13名。広葉樹の除伐に取り組んだ。学芸大小金井中では、部活動ではなく総合的な学習の時間の講座の一つとして取り組んでいるので、この時期は講座開設前、よって参加するのは昨年の講座受講者となる。部活動とはまた少し違ったモチベーションの彼らだが、基本山仕事は気に入ったようで、今週末活動だけど、というと参加してくれる生徒も結構いたりする。そんな彼らも1年通っているので、足さばきやノコギリのうまさもなかなか。何よりも集中力がすごい。次から次へとケヤキやコナラのひこばえ、と言っても腕よりも太くなってしまっているものも珍しくないなか、切っては枝を払い、切っては並べていく。飲み込みも早いし、作業も正確。まもなく受験が本格化するので、いったんお休みにはなるが、受験が終わったらまた、と誓い合い(もしかしたら一方的にだったかも)、作業は無事に終了。終わった時の晴れ晴れとした表情は学校では見ないすっきりとしたもの。そういえば、あと何回通うんですか?10回通えば意味が体でわかる、と言いながら気づいたら数えるのをやめた生徒も。10回になる前にこの活動の意義が体でわかったのだとしたら、などと考えながら帰路についた。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 23:29 | - | - |
定例活動報告 第463回 (知足の森)
 今回も前回に続き枝打ちを行った。参加する中高生もだいぶ作業に慣れてきている。前回は恐る恐るハシゴに登っていた生徒も自信を持って、作業に取り組んでいる。ハシゴごとに指導者をつけ、設置を確認し、バンドで固定し、という作業も自分たちでできるようになってきている。ただし、それなりに太い木もあるので、いざハシゴの頭頂部の鎖でハシゴを固定しようとしても長さが足らず、下の方を縄で縛る、という方法にいささか不安を感じていたので、今回は荷造り用のバンドを用意した。大抵バンドの固定具をなくしてしまいただの「ヒモ」となってしまうのもよくあるパターンなので、外れないタイプとバンド自体を鮮やかなオレンジ色のものにした。これでまず胸の高さくらいでしっかり固定し、作業をすることにした。予想以上に強力に固定でき、もはやこれだけで作業ができるような気になってしまうほどだった。しかし安全には安全を、ということで、ハシゴの上半分以上の高さでもう1本同じバンドで固定することにした。
 ここまで設定すればあとは水を得た魚のように、中高生たちは次から次へと枝を処理していった。こちらも前回までに試していた木登り器を使い、6mのハシゴのさらに上に登って作業する猛者も現れた。頼もしい限りである。自分もついつい夢中になって作業してしまった。知足の森はまだまだ作業が必要な区画があり、若者が腰を据えて活動する森にしていきたいと考えている。宮村 連理(本会、副理事長)
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 18:35 | - | - |
定例活動報告 第461回 (知足の森)
 知足の森では、先月の嵐山の森での枝打ちの「練習会」を経て、本格的に枝打ちを始めました。現在、知足の森では、境界線の確認ができたところから作業を進めていますが、その中でももっとも広い区画ではスギヒノキの手入れが遅れており、枝打ちも「しがい」のある木がたくさんあります。間伐も並行して行いたいのですが、まずは現状を掴む、という意味も含めて、枝打ちに取り組むことになりました。高さはかなりあるのですが、手入れが遅れているためか、全体的に細い木が多く、それでもハシゴの頭頂部の鎖が届かないものもあり、この点については安全確保という意味でも次回の宿題としたいと思います。作業自体は中学生、高校生、大学生とスタッフで9名、ハシゴ3本で32本の枝を打つことができました。安全ベルトの本数が限られているので、うまく回し、時間のロスがないようにし、ハシゴに登っていない生徒は落ちてくる枝に注意しながら、枝を集め、整理していきました。枝打ちは自分で進められる活動なので、すっと作業に集中して、自分で仕上げた木を見上げた時、充実感がある活動です。高い所が苦手、という生徒もいますが、みな、チャレンジ精神を持って取り組んでいました。また受験を終えた3年生も「復帰」してきており、後輩の指導をしてくれたりと活気がある1日となりました。今回はそんな3年生の報告も掲載させていただきます。

宮村 連理(本会、副理事長)

 今回は久しぶりの参加で知足の森での枝打ち作業をした。その時の後輩たちの動きが、前に参加した時より早く感じた。後輩の成長を嬉しく思う反面、少し焦りも感じた。枝打ちではむかでばしごを使い木に登りながら生えている枝を切っていくのだが、その日はとても風が強く高く登ると木が揺れた。自分も含め一緒に作業していた後輩は最初のうちは少しビビっていたが、だんだん慣れていった。(自分より後輩の方が先に慣れた)枝打ちの作業自体は割と簡単な部類に入るのだが、長い間枝打ちしていなかったせいなのかやたらと太い枝が多く、また数も多かった。枝打ち用の鋸を使ったため(無くしかけたのは内緒である)この日は全体合わせ32本枝打ちすることが出来た。
 久しぶりの参加であったが特にトラブルもなく(?)作業が出来たのでよかった。これからはまた定期的に参加することが出来そうなので、今年一年も後輩たちと共に地球環境部の活動をしていきたい。

吉留 瑞貴(三鷹市立第二中学校3年)
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 18:31 | - | - |
定例活動報告 第458回 (知足の森)
 今月の活動も前回に引き続き、午前スギヒノキ林での間伐、午後は広葉樹の除伐を行いました。参加者は中学生中心で11名、高校生以上3名でした。初参加だった2名の感想をご紹介します。
 今回、私は初めて木を伐採するという活動を体験しました。私は課題研究「実際に取り組む環境問題」ではなかったのですが、偶然誘われてこの活動に参加することができました。日本には、木が生えすぎて手付かずのまま放置された森林があることはなんとなく知っていました。しかし実際にそのような森林を間近で見たのは初めてだと思います。木が多すぎて、地面に日光が当たらないような状態だった森林が、自分達の手で木を一本ずつ切っていくことでだんだん明るくなっていきました。作業が終わった後の森は、する前の森とだいぶ変わっていて、達成感がありました。実際に環境問題を目の当たりにしたことで得られたことがたくさんありました。今回、森で作業したのはおよそ五時間で、人数は十数人でしたが、伐採することのできた木は三、四本ほどでした。機械を使えば早いのだと思いましたが、それでも手付かずのままの森林が日本中にあるならばよりたくさんの人が森林の今の実態を知って改善していかなければならないのだと感じました。こうして私たちのような日本の中学生や高校生などの学生が自然環境の改善に直接関わっていけるのはとても良いことだと思いました。これからもこの活動に参加して、日本の自然環境のことを引き続き学んで実際に動いていきたいと思います。
横山 寧菜(東京学芸大学附属小金井中学校2年)
 初めて、山へ行き環境問題に取り組むということをして大変だったこと、辛かったことがありましたが多くのことを学ぶことができました。一つ目は森林の環境問題について。木が多くあると一本当たりの栄養量が少なくなり立派な木材になることが出来ないし、健康な山をつくっていけないので間伐をしている、などと現在の環境問題や、それを解決するための工夫を知ることができました。また、それに実際に取り組むことで理解が深まりました。二つ目は行動に移す大切さについて。どの木を切ればいいのか自分で考えたり、山では急な斜面や歩きにくいところを一人で乗り越えたりというこれまで経験したことのないことをして自分で考えて行動することが大切だと感じました。また、環境問題は意見するだけでなく行動しないと解決できないように、考えを行動に移していくのが重要だと思いました。教科書などの上でしか学んだことのなかった環境問題を実際に自分で見て解決していくという貴重な経験ができました。今回で終わらせるのではなく、ボランティア活動などを通してこれから環境問題について深く考えていこうと思います。
三科 光葵(東京学芸大学附属小金井中学校2年)
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 20:37 | - | - |





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