月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
嵐山定例活動での勉強会について
 少しずつ肌寒くなってきた10月20日。その日に行われた嵐山定例活動は雨が降っていたため、ForestNova☆の中で山の中作業をする班と勉強会に参加する班とに分かれての活動を行いました。私は写真家の先生による人の文化についての話と、大工である長谷川さんによる建築方法についての話が聞ける勉強会に参加しました。
 最初に話を聞いた写真家の先生は、テーマとして日本の文化についてのことを大切にしていると仰っていました。日本の文化は、他の国とは違う独自のものであり、その文化の中で、日本人が元気に暮らしていける秘訣を探しているのだそうです。今、先生は縄文土器を使って、その作品が表現しているものを他の人に伝えています。縄文時代と言うと土の文化だと思う人も少なくはないと思いますが、実は木の文化でありました。その時代の民衆の技術のレベルは非常に高く、すでに50m〜100m近くの建物も作られていました。その技術は森からとのかかわりの中で発見してきたものであり、大陸から伝わったもので文明が開化したわけではないそうです。更に縄文時代の日本は、一万年間平和が続いていたとされています。これだけの技術を持っていながら、一万年もの間戦争がなかったのは日本くらいしか存在しません。その背景には、人と森とのかかわりが大きく関係しているそうです。
 私はこの話を聞いて、自分達が生きている世界は渦の世界であるということを学びました。その渦は様々なものを巻き込んでつないでいきます。生き物が持っているDNAも、縄文土器に刻まれている模様も渦。生き物どうしのつながりについて、昔の人々はよく知っていた、もしくは感じていたのだと思います。それは、昔は今以上に多くの人々が自然に対して感謝の気持ちを持ち、生き物どうしのかかわりを大切にしていたからだと私は感じました。
次に話を聞いた長谷川さんからは、建物を作るときの骨格となる木の組み方についての話をしていただきました。木を組む際には、建物を強くするために材と材の合わせ目のところに仕掛けを作ります。そして、その仕掛けを機械で作ったものをプレカットと言うそうです。このプレカットは、金物に頼った作り方になっています。プレカットの材を使った建物は、大体20〜30年が寿命ですが、手刻みの材を使うと100年以上もその形を保つことが出来るそうです。手刻みで組んだものは、家が揺れるほど木がしまり強くなる性質を持ち、反対にプレカットだと、金具を使うため、揺れたり時がたったりするにつれだんだんと弛んでしまうため弱くなっていきます。ただし、一回の大きな揺れには金具を使ったプレカット式の家の方が強く、お金も手刻みのものと比べて安価なため、仮設住宅など、一時的な住居を作る際にはプレカットのものの方が良いそうです。
 この話を通して長谷川さんから教わったことは、昔からある技術の大切さです。昔から伝わっている技法は、その土地に最も適した立て方であり、地震等の自然災害が多い日本で、何度も揺れが来てもその度に強くなり、壊れても直しやすいというようにしっかり考えられています。そういった土地の性質は、自然との付き合い方をしっかりと考えられていたから発見できたものです。昔はそこを一番重視し、無理に金物で押さえつけるのではなく、自然の流れに上手く調和するように考えていたのだと私は思いました。 
 今回色々な話を聞いてそこから私は、昔から伝わっている技術や、積み重ねられた人の思いを学び知ることができました。しかし、私達にはまだまだ知らないことがたくさんあります。これからも森などの自然やもの、人を通してもっと勉強し、色々な事を感じ、知って、いつかそれを教えてくれたものや人に返していけたらと思います。(ForestNova☆ 川茜音)


| kitasagami | 森をつくる | 21:17 | - | - |





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